ネット上で時折浮上する「重病説」や「体調不安説」の真相について調査すると、井上順さんが長年にわたり感音性難聴と向き合ってきた事実に行き当たります。深刻な病気で倒れたといった噂は事実無根であり、現在は日常のケアを徹底しながら非常に元気に過ごされています。
難聴の兆候が現れたのは、ザ・スパイダース時代の大音量による音響負荷や加齢などが複合的に重なったことが原因とされています。一時は相手の言葉を聞き返すことに引け目を感じた時期もあったそうですが、井上さんは自らの症状を包み隠さずオープンにし、補聴器を積極的に装用する道を選びました。
「補聴器をつけるのは眼鏡をかけるのと同じ」「聞こえにくくなったら道具を頼ればいい」と語り、メディアやインタビューでも補聴器を堂々と披露する姿は、難聴に悩む多くの高齢者に大きな勇気を与えました。病気や加齢による身体の変化を嘆くのではなく、ユーモアを交えて受け入れ共生していく姿に、彼の人間的な深みが表れています。