膨大なアクセスは莫大な広告収入を生んだ。月に数千万円規模の収益を上げる超大型まとめブログが登場するに至り、「まとめ」は個人の趣味から洗練されたビジネスへと変貌を遂げた。だが、そこには当然ながら歪みも生じた。PV(ページビュー)を稼ぐための過激な釣りタイトル、メンバー同士の不仲説を煽るような切り抜き、そして個人のプライバシーに踏み込んだスキャンダルの拡散である。
炎上は最大のコンテンツだった。運営への批判や選抜メンバーへのバッシング記事ほど高いクリック率を記録し、コメント欄は殺伐とした言論空間へと化した。メディア研究者の間では「ファンによる応援メディアであると同時に、メンバーへの過剰なバッシングを加速させた装置でもあった」との指摘が今なお根強い。ポジティブな熱狂とネガティブな執着が表裏一体となって巨大なPVを生み出していたのが、当時のリアルな実像だ。