今年のインカレ制覇の原動力となったのが、新たに導入されたウェアラブルデバイスだ。馬の心拍数や歩法(歩き方や走り方のリズム)をリアルタイムで計測し、どのタイミングで馬がストレスを感じているかを可視化する。これにより、オーバートレーニングを防ぎ、常にベストなコンディションで試合に臨むことが可能になった。
「データは嘘をつきません。でも、データだけで馬が飛んでくれるわけではないんです」と、ある4年生の部員は語る。数値化された客観的データと、鞍上で感じるわずかな筋肉の緊張。その両方をすり合わせる作業こそが、現代の彼らの強みなのだ。