大会後に発表された審査員の講評では、近年の高校生の著しい技術的向上が高く評価されるとともに、「個々の音色のブレンド力」や「楽曲の背景に対する深い理解」が今後の課題として挙げられました。形だけの綺麗さに満足せず、内面から湧き出る表現を追求する姿勢が強く求められたのです。
また、2019年大会はSNS上での情報拡散がかつてない規模で起きた年でもありました。Twitter(現X)や吹奏楽コミュニティでは、各校の演奏曲目や現地レポートがリアルタイムで共有され、大きな反響を呼びました。
「さが総文のあの名演、音色の重厚感が忘れられない」「合同バンドとは思えない一体感に涙が出た」といった熱い感想がネット上を駆け巡り、大会公式の記録音源や動画の評判も相まって、高校吹奏楽ファンの間で一大ムーブメントを巻き起こしました。