国土交通省の基本方針において、道の駅は「道路利用者のための24時間無料休憩・仮眠施設」と定義されています。道の駅両神温泉薬師の湯においてもこの原則は同様であり、運転に伴う疲労回復のための仮眠や車内での休息は認められているものの、駐車スペースを占有してのテント設営、テーブルや椅子の展開、火気を使用した調理といった「キャンプ・宿泊行為」は固く禁止されています。
現地の夜間状況を観察すると、山間部特有の深い静けさに包まれる一方、街灯の配置エリアと暗がりになるエリアの明暗がはっきりと分かれています。トイレに近い中央駐車スペースは夜間も照明が確保されており、防犯面での安心感が高い反面、深夜や早朝の出入り車両による走行音やドアの開閉音が響きやすい傾向があります。静寂を最優先にしたい車中泊ドライバーは、トイレから適度に距離を置いた奥側の駐車区画を選択する傾向が見られます。
駐車場全体を見渡すと、路面はおおむね平坦に整備されている区画が多いものの、山裾に隣接する一部のエリアでは数度程度の緩やかな傾斜が存在します。快適な睡眠を得るためには、駐車時の車両の向き(頭の位置が高くなるレイアウト)を意識することが現場での重要な知恵となっています。