「ギャラがいくらか」という下世話な関心から検索を始めた者も、番組を見進めるうちにいつの間にか山本さんの大物ヒットを心から祈るようになる。それは、彼が演じられたヒーローではなく、挫折と苦難を泥臭く生き抜く「人間そのもの」だからだ。
大仕掛けが切れ、逃した魚の大きさに天を仰ぐ。オンボロ船のエンジンが止まり、焦りと悲壮感に包まれる。そうした無様な姿までも隠さず晒し出し、それでも翌朝には再び海へ向かう。そこにあるのは、テレビの出演料という対価を超えた、生きることへの本能的な執着と矜持だ。
画面の向こう側の「山本さん」は、令和の時代において薄れつつある無骨なまでの泥臭さを、私たちに思い出させてくれる希有な存在であり続けている。 (出典: 大間 山本 さん ギャラ(Yahoo!ニュース))
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