インターネット上で定期的にバズを生むのが、「ブラジルの少年が42回連続で自慰行為をして死亡した」「ギネス記録に挑戦して急死」といったショッキングな海外ニュースの類です。しかし、これらの多くは出所不明のタブロイド紙や風刺サイトが発信した完全なフェイクニュースや都市伝説に過ぎません。
医学的な見地から言えば、人間の身体には防衛本能が備わっています。過度に射精を繰り返せば、死亡する前に極度の疲労感、局所の激しい痛み、勃起不全、あるいは精神的な倦怠感によって強制的に行為を中断せざるを得なくなります。
健康な成人男性が、自慰行為を数回行っただけで突然心臓が止まるような事態は、医学的根拠に照らしてもまずあり得ません。ただし、「自慰行為そのものでは死なない」としても、「身体の基礎疾患」や「極端に危険な行為」が引き金となって命を落とすケースは厳然として存在します。都市伝説の裏に隠された、無視できないリスク要因を整理しておく必要があります。