ビションフリーゼのカットは、犬種標準(スタンダード)に近いクラシカルなスタイルから、ペットとしての機能性を追求したデザインカットまで多岐にわたります。毛の密度と硬さ、巻き毛の強さを見極めたうえで、愛犬に最適なスタイルを選ぶことが満足度を高める第一歩です。
まずは現在、全国のトリミングサロンで支持を集めている代表的なカットスタイルを整理します。
1. 定番のアフロカット(パウダークラウド)
頭部と耳の境界線をなくし、頭全体を大きな球体のように丸く整えるビションフリーゼの代名詞的スタイル。豊かな毛量と強い立ち上がりが必要となり、理想のフォルムを完成させるには毛を伸ばす育成期間と毎日の入念なブロー・ブラッシングが欠かせません。
2. まんまるカット(コンパクトアフロ)
アフロカットのボリュームをひと回り小さく抑え、頭部を小ぶりに丸く仕上げるスタイルです。アフロの愛らしさを残しつつ、散歩時の汚れや食事の際の口回りの汚れを軽減できるため、アクティブに遊ぶ家庭で選ばれています。
3. テディベアカット
トイプードルで一般的なスタイルをビションフリーゼに応用したもの。耳の付け根と頭の輪郭をはっきりと分け、耳の丸みを強調します。頭部の毛量がまだ少ない若い個体や、シニア期で長時間のトリミングが負担になる犬にも適しています。
4. 短めサマーカット(すっきりショート)
ボディの毛をバリカンで短く刈り込み、四肢や足先もすっきりと仕上げる実用重視のカット。暑さ対策や換毛期の抜け毛・もつれ防止に役立ちますが、皮膚を保護するための適切なミリ数管理が求められます。