いまソウルで最も熱い視線を集めるクリエイティブエリア・聖水洞。その路地裏に建つ気鋭ブランドのショップには、連日日本からの旅行者や地元のトレンドセッターが行列を作る。店内に並ぶのは、アシンメトリーに結ばれたリボンや、シアーなシフォン素材を重ねた繊細なカーディガンの数々だ。
「以前はガーリーな服といえばピンクやホワイトが主流でしたが、今はチャコールグレー、オーツミルク、深みのあるオリーブが売れ筋です」と現地のショップディレクターは語る。カラーパレットを落ち着かせることで、リボンというディテールの持つ甘さを引き締め、知的な印象さえ漂わせる。この色使いの巧みさこそ、韓国ブランドが世界中のファッショニスタを魅了し続ける決定的な勝因と言える。