世良公則が音楽界に叩きつけたインパクトは、圧倒的なボーカルパフォーマンスにとどまらず、そのワイルドなビジュアルにもあった。マイクスタンドを振り回しシャウトする彼の頭髪は、荒々しく波打つツイストパーマで仕上げられ、ステージ上の激しいアクションと完璧に共鳴していた。このスタイルは当時の音楽業界にとどまらず、街の美容室に若者が押し寄せるほどのパーマブームを引き起こし、美容業界全体へ大きな影響を与えた。
また、俳優として金字塔を打ち立てた伝説の刑事ドラマ『太陽にほえろ』出演時など、画面狭しと駆け巡る彼の姿は、まさに本格派ロックミュージシャンとしての野生味そのものだった。長めの毛足をラフに散らし、自然な立ち上がりをつけるヘアスタイルは、昭和から平成、そして現代へと続くメンズロックヘアの絶対的な原点となっている。