上海への旅の主目的として「食」を挙げる日本人は非常に多い。そして今、市内のトップクラスのホテルは、単なる宿泊施設を超えた「最高峰のガストロノミー拠点」としてしのぎを削っている。
ミシュランの星を獲得した最高峰の上海料理レストランを直営するホテルでは、伝統的な本幫菜(上海の地元料理)を現代的にアップデートしたコースが味わえる。特産の上海蟹(上海蟹シーズンには絶品の特別メニューが並ぶ)や、深いコクと甘みが特徴の紅焼肉(豚の角煮)は、洗練されたワインペアリングとともに極上の口福をもたらしてくれる。
また、広東料理や四川料理の最高峰シェフを招聘したダイニング、さらにはフランス料理やイノベーティブ・フュージョンの名店を擁するホテルも増加中だ。朝食ブッフェ一つをとっても、職人がその場で包んで揚げる生煎包(焼き小籠包)や、出来立てのワンタンスープが並び、ホテルから一歩も外に出ることなく中国全土の美食の神髄を堪能できる。