地球を「完全な真球」と見なせば全周は一律ですが、実際の地球は自転による遠心力の影響を受けており、わずかに歪んでいます。測定する方向によって、一周の距離には約67kmの明確な差が生じます。
国土地理院や理科年表の最新測地データ(GRS80地球楕円体モデル)に基づく正確な数値は以下の通りです。
- 赤道全周距離(横回り):約40,075.017 km
- 子午線全周(極回り・縦回り):約40,007.864 km
- 赤道半径:約6,378.137 km(直径:約12,756.274 km)
- 極半径:約6,356.752 km(直径:約12,713.504 km)
赤道半径と極半径を比べると、赤道側が約21.385km長くなっています。地球は自転軸を中心に1日1回転しているため、最も回転速度が速い赤道付近に強い遠心力が働き、横に張り出した「扁平な回転楕円体(扁球)」の形状を保っています。
宇宙から肉眼で見ればほぼ完璧な球体に見えますが、距離換算にすると赤道を回る方が子午線を回るよりも約67km余計に移動する必要があります。フルマラソン約1.6回分に相当するこの差は、長距離航空路線の飛行計画や人工衛星の軌道計算において極めて重要な要素です。