西日本最大のレコード集積地である大阪も、東京に劣らない熱気を帯びています。特に心斎橋・アメリカ村周辺は「キングコング」などの老舗中古店をはじめ、ヒップホップ、クラブミュージック、歌謡曲まで多様なカルチャーが凝縮したエリアです。近年は中津や南堀江といった感度の高いエリアにも、セレクトショップのような洗練されたレコード店が増加しています。
また、プレーヤーを持っていない層を中心に爆発的な人気を博しているのが「レコードカフェ(リスニングカフェ/バー)」です。
ハイエンドな真空管アンプや巨大なヴィンテージスピーカー(JBLやTANNOYなど)を備え、芳醇なコーヒーやお酒とともにアナログの温かい音響空間に身を委ねられる店舗が東京・大阪を中心に急増しています。「敷居が高そう」と感じていた層が、カフェでの体験をきっかけにレコードの音の厚みに魅了され、自らショップへ足を運ぶケースが顕著なトレンドとなっています。