世界進出を見据えたバンドのボーカルとして指名され、ロサンゼルス渡航や本格的なレコーディングを控えていた矢先の訃報だった。事故の一報を受けたYOSHIKIをはじめとするスタッフ陣は言葉を失い、制作現場は深い悲しみに包まれた。バンドの始動を目前に控えたこの局面で、誰もが進行中のプロジェクトの存続を危ぶんだ。
しかし、残されたメンバーと制作チームは、彼が遺した熱量と楽曲をそのまま葬り去ることはしなかった。彼が歌声を吹き込んだ未発表音源の取り扱いについて慎重な議論が重ねられた結果、彼の生きた証を未来へ届けるべくプロジェクトの継続が決定。新ボーカルの加入と「XY」というグループ名での再始動という形で、遺志を継ぐ新たな動向が発表された。ファンが求めた裏側と真相の全貌は、音楽史に残る情熱の継承劇として刻まれている。