ネット検索において「世界一気持ち悪い人」という不名誉な俗称でヒットする対象は、単一の人物ではありません。調査を進めると、主に3つの異なるカテゴリーが混同されて拡散している実態が浮かび上がります。
筆頭に挙げられるのが、かつて海外メディアで「世界一醜い男(World's Ugliest Man)」とセンセーショナルに報じられたウガンダ人男性、ゴッドフリー・バグマ氏です。彼の特異な頭蓋骨と顔貌の形状を写した写真が、文脈を無視した形で日本のまとめサイトやSNSへ転載され、心無い呼称とともに広まりました。
もう一つの潮流は、自らの意思で極限まで容姿を変貌させた身体改造愛好家たちです。全身にタトゥーを施した人物や角のようなインプラントを埋め込んだ人物がギネス世界記録として紹介される際、一部のネットユーザーから「世界一不気味な人物」としてラベリングされるケースが後を絶ちません。
そして第三の要素が、医療用写真やCG、特殊メイクを悪用した「閲覧注意」系のフェイク画像です。これらが実在の人物情報とごちゃ混ぜになり、都市伝説のような形で検索され続けています。