公の場に松井秀喜の奥さんの画像が一切出回らない状況は、結果としてネット社会における様々な憶測や都市伝説を招くことになりました。検索エンジンやソーシャルメディアで頻出する主要な噂について、事実関係を検証します。
第一に囁かれているのが、松井秀喜の妻の名前を巡る「中山愛」あるいは「中山愛美」という説です。掲示板サイトや個人ブログなどで実しやかに語り継がれていますが、球団発表および公式会見において実名が明かされた事実は一度もありません。当時、特定の芸能人やモデルの名前が混同されて誤認されたか、あるいはネットコミュニティ発祥の無根拠な創作ネームが定着してしまったものとみられます。
第二に根強いのが、松井秀喜の妻は元ミズノ社員であるという職業説です。松井氏は読売ジャイアンツ時代から引退に至るまで、ミズノ社のグラブやバットを愛用し、同社のアドバイザリープロスタッフとして強固な絆を築いてきました。このことから「ミズノの広報担当者や秘書を通じて知り合ったのではないか」という類推が生まれ、いつしか既成事実のように語られるようになりました。しかし、松井氏本人は会見で「知人の紹介で知り合った元会社員」と説明するにとどめており、特定企業との関連を示す公式証拠は確認されていません。
さらに、松井秀喜の嫁は富山県出身というローカルな噂や、銀座の高級店に勤務していたとする俗説も散見されます。しかし、これらの言説も裏付けとなる一次ソースは存在せず、北陸出身(松井氏は石川県能美市出身)という共通項から飛躍した憶測の域を出ません。現地ニューヨークや遠征先での松井秀喜の嫁の目撃情報としては、「球場のVIPラウンジで挨拶を交わしたが、長身の松井氏に寄り添う、清楚で上品な雰囲気を持つ小柄な女性だった」「非常に礼儀正しく、出しゃばらない奥ゆかしさがある」という関係者の証言が一致しており、派手な世界とは無縁の落ち着いた松井秀喜の妻の素顔が窺えます。