一方、横須賀の地盤を受け継ぎ、自由民主党の看板代名詞となった小泉進次郎。類まれな発信力と大衆を惹きつける演説力で、若くして党内屈指の求心力を手に入れた。だが、権力の階段を上るにつれて直面する批判や党内力学の荒波は、かつての父が味わった孤独を想起させる。
言葉の軽さを突かれ、時にメディアの猛烈な逆風に晒されながらも、進次郎は立ち止まらない。気候変動問題や党改革、世代交代の旗振り役として、政界の旧態依然とした構造に風穴を開けようと挑み続けている。どんな批判を浴びようと前を向く強靭なメンタルの根底には、誰よりも深く自分を理解してくれる兄の存在がある。