犬は痛みや不快感を言葉で伝えられないため、飼い主が行動の変化や肉球の外観から素早く異変を察知しなければなりません。肉球の火傷における重症度チェックの基準と、具体的な見分け方を整理しました。
【軽度(第1度熱傷)】
肉球の表面がうっすらと赤くなり、触れると普段より熱を持っています。散歩後にしきりに前足を舐め続けたり、地面に足を着くのをためらったりする仕草が目立ちます。犬が肉球を赤くして舐める理由は、炎症によるヒリヒリとした強い痛みやかゆみを緩和させようとしているためです。
【中等度(第2度熱傷)】
皮膚の深層まで熱が達し、肉球の一部が白っぽく変色したり、ぷっくりとした水ぶくれ(水疱)が形成されます。痛みから患部をかばってびっこを引く(跛行)、抱っこをせがんで歩行を拒否するなどの症状が顕著に現れます。
【重度(第3度熱傷)】
肉球の黒い皮がべろりとむけ、内部の赤い生肉(真皮組織)が露出したり、出血や組織の壊死が見られます。触れようとすると激痛から唸る・噛みつこうとする場合があり、細菌感染やショック症状を引き起こす危険性が極めて高くなります。