清涼飲料水や洋菓子を口にした直後、脳内ではドーパミンが一気に放出され、一時的な多幸感が全身を駆け巡る。しかし、その裏側で膵臓は悲鳴を上げている。精製された糖質が消化管から急速に吸収されると、血液中の糖分濃度が一気に跳ね上がる。いわゆる血糖値スパイクの発生だ。
急上昇した血糖値を下げるため、体内では大量のインスリンが緊急分泌される。すると今度は血糖値が急降下し、脳は深刻なエネルギー不足に陥ったと誤認する。このジェットコースターのような変動こそが、強い倦怠感や集中力低下、そしてさらなる甘いものを要求する悪循環のトリガーなのだ。激しい感情の波やメンタルの不調も、実はこの乱高下によって脳神経が混乱させられている証拠にほかならない。