大学のキャンパスやSNS、就職活動コミュニティでは、両学部についてどのような生の声が飛び交っているのでしょうか。在学生や卒業生のリアルな証言を収集・検証しました。
大手私立大学の経済学部4年生(2026年卒予定、メガバンク内定)は次のように現場の体感を打ち明けます。
「1〜2年次はとにかく数式だらけの講義に耐える日々でした。ただ、3年生になって金融論のゼミに入り、金利の変動が為替や株価、国際秩序にどう波及するかを数理データで説明できるようになると、就活の面接官のウケが格段に良くなりました。『感覚ではなく論理と数字で市場を語れる学生』として評価された手応えがあります」
一方で、都内有名私立大学の経営学部を卒業し、大手消費財メーカーでブランドマネジメントに携わる女性は、経営学ならではの学びの魅力を語ります。
「経営学部の強みは、ゼミや講義で嫌というほど『グループワーク』と『事業提案プレゼン』を課されることです。机に向かって一人で問題を解く経済学部と違って、意見が合わないチームメンバーと徹夜で企画書をまとめ上げる訓練を積みます。就職活動の集団面接やグループディスカッションでリーダーシップを発揮しやすかったですし、入社後に新規事業を立ち上げる現場でも、大学で叩き込まれたマーケティングのフレームワークがそのまま使えています」
ネット上の掲示板や知恵袋などでは、「経済学部は地味で課題が重いが就職市場で安定感がある」「経営学部はキラキラした講義が多い反面、自ら問題意識を持って動かないと薄っぺらい知識だけで4年間が終わってしまう」という評判が定着しています。理論の緻密さを突き詰める経済学と、実践的なコミュニケーションを磨く経営学という、学生の気質の違いが口コミにも色濃く表れています。