近年、おにぎり開発の情熱を極限まで高めているのがテレビメディアの存在だ。特にTBSテレビの人気番組内で放送される「ジョブチューン おにぎり超一流料理人判定企画」は、商品開発担当者にとって最大の試練であり、同時に最高の晴れ舞台となっている。
妥協を一切許さない和食の匠として知られる渡辺雄一郎シェフをはじめ、超一流の料理人たちが鋭い眼光で仕上がりをチェックする。米粒の一粒一粒が立っているか、海苔の香りが具材に負けていないか、塩分の塩梅は適正か。厳しい不合格判定を突きつけられた商品は、翌日からただちに配合の見直しが行われるという。あの画面の向こうで繰り広げられるドラマチックな判定の裏には、職人技と近代工業技術の限界に挑む開発チームの涙ぐましい努力が隠されている。