マイケル・ジャクソン名曲の全真相|スリラーから誕生秘話まで徹底解剖

マイケル・ジャクソン名曲の全真相|スリラーから誕生秘話まで徹底解剖

マイケル・ジャクソン名曲の全真相|スリラーから誕生秘話まで徹底解剖の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

マイケルのパフォーマンスを語る上で欠かせない二大イリュージョンが、「ムーンウォーク(バックスライド)」と「ゼロ・グラビティ(反重力傾斜)」です。

1983年3月25日、モータウン設立25周年記念特番『Motown 25』で披露されたムーンウォークは、世界中に電撃のような衝撃を与えました。しかし、マイケル自身は自伝『Moonwalk』の中で、このステップを自分がゼロから発明したとは主張していません。当時のストリートダンサーたち(ジェフリー・ダニエルやカスパーら)のパントマイムやポッピンの技法を極限まで学び、自身のしなやかな身体性と融合させて芸術の域へ昇華させたのです。本番終了直後、舞台裏でマイケルは「もっと長く滑らかにつま先立ちで静止できたはずだ」と悔し涙を流したという証言が残されており、完璧主義者としての執念が伺えます。

さらに、1987年の名曲「スムーズ・クリミナル」で披露された、体を前方に45度傾けて静止する「ゼロ・グラビティ」は、特撮ではなくステージ上で完全再現するためにマイケルらが米国特許(US Patent 5,255,452)を取得した特殊シューズと床のペグ機構によるものです。身体を極限まで鍛え抜いた強靭な体幹とアキレス腱の筋力がなければ成立しない危険な技であり、単なる仕掛けに頼らない超人的なフィジカルの裏付けがありました。

吉田 誠
Author

吉田 誠

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。