大相撲界において「井筒」の名跡は、時津風一門の中核を担ってきた由緒ある年寄株です。15代井筒親方(元関脇・逆鉾)が2019年に世を去った後、名跡は一時的な借株襲名などを経ながら、将来の本継承に向けた調整期間に入っています。
元関脇の豊ノ島が一時期「井筒」を襲名して後進の指導にあたった事例もありましたが、名跡の所有権そのものは15代の遺族(福薗家)が大切に保持してきました。現在、角界関係者の間では「誰が正式に株を取得し、伝統の看板を掲げていくのか」が注目の焦点となっています。名跡の価値が極めて高いからこそ、その継承プロセスは慎重を極めて進められています。