今年、アトリエで新たに発表された限定コレクションは、早くも現地の食通たちを熱狂させている。なかでも最大の話題を呼んでいるのが、ノルマンディー産の発酵バターとブルターニュの手摘み天日塩、そして数種類のスパイスを絶妙に織り込んだ「クロワッサン・エピス・ドゥ・ソワール」だ。幾重にも重なる極薄の層が口の中で心地よい音を立てて崩れ、バターのリッチなコクと繊細なスパイスの余韻が時間差で押し寄せる。
さらに、旬の果実と野生ハーブを用いたサワードウブレッド「パン・ソヴァージュ」も見逃せない。噛みしめるほどに広がる芳醇な酸味と、果実の自然な甘みが織りなす立体的な味わいは、ワインとのペアリングでも真価を発揮する。本場フランスの極上パンが持つ底知れぬポテンシャルを、誰もが一口で実感できる仕上がりだ。