遠野なぎこさんの芸能活動のスタートは早く、小学校高学年で子役としてデビューを果たしました。1990年代前半には特撮ドラマ『鳥人戦隊ジェットマン』へのゲスト出演や、数々の名作ドラマで繊細な少女役を好演。当時から大人顔負けの感情表現と透明感のあるビジュアルで業界関係者の注目を集めていました。
決定的な転機となったのが、1999年に放送されたNHK連続テレビ小説『すずらん』です。約2,000人のオーディションを勝ち抜いてヒロイン・常盤萌役に抜擢され、昭和初期の北海道の厳しい大自然の中でたくましく生き抜く女性を熱演。健気でひたむきな姿はお茶の間の涙を誘い、全国的な人気を獲得しました。
さらに2001年には熊井啓監督の映画『日本の黒い夏─冤罪』に出演し、日本アカデミー賞新人俳優賞や日本映画批評家大賞新人賞を受賞。清純派の枠にとどまらない骨太な演技派女優としての地位を確固たるものにしました。