この方言が一躍全国区となったきっかけは、2007年1月の宮崎県知事選挙でした。当時、宮崎県政は前知事の官製談合事件に伴う逮捕という未曾有の不祥事に見舞われ、県民の行政に対する信頼は完全に地に堕ちていました。
その危機的状況の中、無所属で出馬を表明したのが東国原英夫氏です。出馬会見や選挙期間中の街頭演説、そして当選直後の宮崎県知事就任演説において、同氏はカメラと聴衆の前に立ち、魂を絞り出すようにこう訴えました。
「宮崎は今、大変な危機にある。どげんかせんといかん!」
当時、多くの政治家が用意された無難な原稿を読み上げる中、飾らない故郷の言葉で危機を直言した姿は有権者の胸を激しく打ちました。単なるキャッチコピーではなく、底を打った故郷を立て直すという覚悟の表明だったからこそ、人々の感情を激しく揺さぶったのです。