SNSの育乳コミュニティや掲示板では、短期間での劇的な変化を求めるあまり、サプリメントの大量服用や特定食品の偏食に走るケースが後を絶ちません。しかし、内分泌系は極めて繊細なフィードバック機構によって制御されています。
特に危険視されているのが、大豆イソフラボンやプエラリア・ミリフィカ(※指定成分等含有食品)の過剰摂取です。外部から過剰にエストロゲン様物質を取り込み続けると、脳の視床下部が「体内に十分な女性ホルモンがある」と誤認し、自前のホルモン分泌を抑制してしまいます。結果として月経周期の乱れ、不正出血、肌荒れといった深刻な副作用を招くリスクが生じます。
また、「太れば胸から大きくなる」という言説も大きな誤解です。体脂肪のつき方は遺伝的要因(受容体の分布密度)に大きく左右されるため、無計画な高カロリー食は腹部や下半身への脂肪蓄積を招き、全体のプロポーションを崩す結果に終わりかねません。