かつて「山口組の直参」といえば、全国に威を誇る100人規模のエリート軍団でした。しかし、山口組直参一覧名簿の現状を確認すると、引退や他界、除籍処分、さらには組織統廃合を経て40名台半ばまで減少しています。この直参スリム化は、警察当局による使用者責任追及のリスクを分散させると同時に、上意下達の指揮命令系統を強固にする狙いがあります。
弘道会最新組織図を俯瞰すると、直参名簿の中に占める弘道会出身者や同派閥息のかかった直系組長の比率は依然として極めて高く、「弘道会支配」は盤石な状態を維持しています。地方有力組織の跡目継承時にも弘道会とのパイプが重視される傾向が続いており、直参組織のピラミッド構造はより中央集権化されています。
直参組長たちの平均年齢は60代後半から70代へと上昇しており、実務を取り仕切る若頭や本部長といった傘下組員の若返りが水面下の課題となっています。