下処理を済ませたむかごは、主食から酒の肴まで幅広い料理で主役を張ることができます。ここでは家庭で手軽に再現できる代表的な調理法を紹介します。
1. 香りと甘みが広がる「むかごご飯の炊き方」
詳細を見る秋の食卓の主役にふさわしいのが、香ばしい炊き込みご飯です。米2合に対してむかご100〜150gを用意します。研いだ米を通常の水加減でセットし、酒大さじ1、薄口醤油小さじ1、塩小さじ1/2を加えて軽く混ぜ、その上に下処理した生のむかごを広げて炊飯します。昆布をひとかけ入れて炊き上げると、むかごの素朴な風味と出汁の旨味が調和し、料亭のような上品な味わいに仕上がります。
2. カリッと香ばしい「むかごの素揚げレシピ」
ビールや日本酒のおつまみとして外せないのが素揚げです。水気を完全に拭き取ったむかごを、170〜180度に熱した揚げ油で2〜3分じっくり揚げます。表面の皮がプチッと弾けてきつね色に色づき、浮き上がってきたら引き上げ時です。熱いうちに粗塩や有塩バター、七味唐辛子をまぶせば、外はカリッ、中はホクホクとした至高のスナックになります。
3. 衣のサクサク感と濃厚なコク「むかごの天ぷらの作り方」
大粒のむかごは一粒ずつ、または数粒を爪楊枝に刺して薄力粉を軽くまぶし、冷水で溶いた天ぷら衣にくぐらせて180度の油でカラッと揚げます。刻んだ玉ねぎや人参、三つ葉とともに「かき揚げ」にするのも人気で、野菜の甘みとむかごの濃厚なコクが絶妙なハーモニーを生み出します。抹茶塩やすだちを添えると風味が引き締まります。
4. 濃厚な風味がやみつきになる「むかごのバター醤油炒め」
あらかじめ下茹で(またはレンジ加熱)したむかごを、バターを溶かしたフライパンで中火で炒めます。表面に軽く焼き色がついたら醤油を鍋肌から回し入れ、香ばしい焦がし醤油の香りをまとわせます。仕上げに粗挽き黒胡椒を振ることで、おかずにも晩酌の友にも最適な一品が完成します。
5. 忙しい日の時短調理「むかごの電子レンジ調理法」
お湯を沸かしたり油を用意したりする時間がないときは、電子レンジ調理が便利です。耐熱ボウルや平皿に洗ったむかご100gを重ならないように並べ、水小さじ1を振りかけてふんわりとラップをかけます。600Wのレンジで約2分〜2分30秒加熱し、そのまま1分ほど蒸らします。竹串が通る柔らかさになっていれば完成で、オリーブオイルとクレイジーソルトを和えるだけで即席の温菜になります。