偏差値30台の大学に対して受験生や保護者が最も懸念するのが「就職できないのではないか」という出口問題です。しかし、四国学院大学の就職決定率は例年95%以上の高水準を維持しており、確固たる実績を残しています。
進路先の内訳を分析すると、明確な地域特性と職種傾向が見て取れます。第一の柱は「福祉・医療・教育分野」です。社会福祉士や精神保健福祉士、保育士、教員などの国家資格・専門職採用において、四国内の公立病院、社会福祉協議会、特別支援学校などに強固なOB・OGネットワークが築かれています。現場の管理職クラスに卒業生が定着しているため、実習からそのまま採用に至るパイプラインが確立されています。
第二の柱は「地元公務員およびインフラ・有力金融機関」です。香川県警や四国内の各市役所・町村役場、香川県農業協同組合(JA)、地方銀行、信用金庫などへの就職実績が着実に積み上がっています。大手就活ポータルサイトが煽る「東京のメガITや外資系コンサルへの就職」を基準にすれば見劣りするかもしれませんが、「地元四国で安定した社会基盤を築きたい」と願う層にとっては、極めてコストパフォーマンスの高い堅実な進路先が確保されています。
キャリア支援センターによる個別面談の密度も特筆に値します。学生一人ひとりの希望業界や適性を職員が把握し、履歴書の添削や模擬面接をマンツーマンで繰り返す伴走型サポートは、学生数の多い大規模大学では物理的に不可能な強みです。