山間部や離島、災害時の圏外を無くす――。三木谷氏が早くから着眼し、米AST SpaceMobileへの出資と共同開発を進めてきた「衛星直結型スマホ通信」が、2026年ついに商用段階へと本格突入した。専用のアンテナや機器を必要とせず、手元のスマートフォンがそのまま宇宙と通信する世界だ。
従来の地上基地局に依存するネットワーク設計では、日本の国土の3割近く存在する過疎地や山岳地帯をカバーすることはコスト的に不可能とされていた。だが、この宇宙ネットワークの展開により、「日本全国どこでもつながる」という最大の武器を楽天が手に入れた意味は極めて重い。