「評判のいい匂いシャンプーを買ったのに、夕方には香りが消えてしまう」「時間が経つと変な匂いに変わる」という悩みを抱える人は少なくありません。しかし、その原因の多くはシャンプー自体の品質ではなく、日々の間違ったヘアケア習慣にあります。
最大の盲点は、「頭皮の生乾き」による雑菌繁殖です。洗髪後にドライヤーをかけず自然乾燥させたり、根本が生乾きのまま就寝したりすると、頭皮の常在菌であるマイクロコッカス菌などが異常増殖し、酸っぱい雑菌臭を発生させます。どんなに上質な香料もこの不快臭と混ざることで悪臭へと変質してしまいます。香りを一日中キープするためには、洗髪後15分以内に根本から完全に乾かすことが鉄則です。
また、ネット上で散見される「香りを残すためにすすぎを軽めにする」という情報は極めて危険な誤解です。洗浄成分やコンディショナーが頭皮に残ると、毛穴詰まりや炎症、皮脂の過剰分泌を引き起こし、かえって強い皮脂臭の原因となります。地肌はぬめりがなくなるまで徹底的にすすぎ、毛先にのみ補修トリートメントを馴染ませることが、結果として最も香りを長持ちさせる近道です。