ベルや警報ブザーが鳴り響いたら、まずは落ち着くこと。即座に火の気がないかを視界と匂いで確認する。音を止める。まず第一歩はそれだ。
戸建てや専有部内に設置された住宅用火災警報器の場合、本体から垂れている引きひもを引くか、「警報停止」ボタンを長押し(通常3~5秒程度)することで音が止まる。一方、マンションなどの集合住宅で自動火災報知設備が作動している場合は対応が異なる。自室の天井にある感知器ではなく、共用部の受信機(制御盤)で警報が発報している可能性が高いためだ。
このようなケースでは、無闇に自室の機器をいじらず、速やかにマンション管理組合や管理会社、警備会社に連絡を入れるのが最善策となる。自己判断で受信機のアラーム停止スイッチを操作すると、建物全体の警戒システムが解除されたまま放置される危険があるため注意が必要だ。現場を知る防災士の視点からも、パニック時の冷静な対応フローの事前確認が強く推奨されている。