初心者の方が最もつまずきやすいのが、リップメイクを始めるタイミングと工程の組み立て方です。ベースメイクの段階から仕込みを始めることで、日中の色落ちや乾燥トラブルを劇的に減らすことができます。
まず押さえておきたいのが、リップメイクの順番です。メイクの最後に行き当たりばったりで塗るのではなく、スキンケアの直後から唇のコンディションを整えていく必要があります。
具体的な手順は以下の通りです。
ステップ1:スキンケア時の集中保湿
メイクを始める一番初めに、唇の保湿下地としてリップクリームをたっぷりと塗り広げておきます。アイメイクやベースメイクを進めている間に、固くなった古い角質を柔らかくほぐし、潤いを角層深くまで浸透させるのが狙いです。
ステップ2:余分な油分のオフ
いざ口紅を塗る直前に、リップクリームの表面に残った余分な油分を軽くティッシュで抑えます。油分が過剰に残ったままだと、後から乗せる口紅のピグメントが滑ってしまい、密着力が著しく低下する原因になります。
ステップ3:唇の色味補正と輪郭取り
唇の赤みが強い方やくすみが気になる方は、ファンデーションの残りをスポンジでポンポンと薄く馴染ませるか、ベージュ系のコンシーラーで輪郭を軽くぼかします。その後、リップライナーで輪郭の描き方を意識しながら、上唇の山と下唇の底面のアウトラインを薄く縁取ります。
ステップ4:カラー塗布と多層密着
口紅を唇の中央から外側へ向けて均一に塗布します。ここでティッシュオフによる色持ちのコツを取り入れます。一度塗った後に薄いティッシュを唇に当てて軽く挟み、表面の油分のみを吸着させた後、もう一度口紅を重ねます。この「色素のミルフィーユ構造」を作ることが、口紅が落ちない塗り方の根幹です。