1988年、BOØWY解散直後に発表されたソロデビューアルバム『GUITARHYTHM』。この作品こそ、彼が内に秘めていた先進的な音楽観が爆発した瞬間だった。ロックとコンピューター・プログラミング、ダンスビートの融合。当時の日本ではまだ異端とされたエレクトロニック・サウンドを大胆に取り入れた構造は、ロックファンのみならずクラブカルチャーのフリークをも震撼させた。
ロンドン録音を敢行し、現地の第一線ミュージシャンやエンジニアと対等に渡り合った若き日の挑戦。それは単なるソロ活動という枠を超え、一人のギタリストが世界の音響空間と対峙する実験場でもあった。鋭いカッティングから繰り出されるノイズとメロディの交差は、今聴いても一切の古さを感じさせない。