「現金払いは迷惑」は本当か?レジ遅延の裏にある店舗の苦悩と真実

「現金払いは迷惑」は本当か?レジ遅延の裏にある店舗の苦悩と真実

「現金払いは迷惑」は本当か?レジ遅延の裏にある店舗の苦悩と真実について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。

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なぜ現金による支払いがこれほどまでに煙たがられるのか。最大の理由は、レジにおける決済スピードの決定的な差にある。実証実験のデータによれば、現金決済の平均所要時間は約20秒から25秒。対してタッチ決済やコード決済ならわずか3秒から5秒足らずで完結する。混雑する夕方のスーパーや駅構内のコンビニで、この10秒以上の差が連続したとき、後列の待ち時間は数分単位へ膨れ上がる。

だが、真のボトルネックはレジ前だけではない。小売業の現場を苦しめているのは、閉店後に行われる「レジ締め作業」だ。現金を扱う店舗では、売上金と金庫の残高を1円単位で照合し、違算があれば再計算を繰り返さなければならない。この集計や銀行への現金輸送業務にかかる人件費は莫大だ。キャッシュレス決済を全面的に導入し、店舗業務効率化を達成した店舗では、締め作業の時間を毎晩1時間以上短縮できたケースも珍しくない。店舗にとって現金管理は、目に見えない人件費増大の温床なのだ。

松本 悠斗
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松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。