交通工学および心理学的見地から広島の幹線道路網を分析すると、事故が多発し、かつ長期の大渋滞に発展しやすい明確な構造的理由が存在します。
山陽自動車道の広島県内区間(特に志和IC〜広島東IC〜五日市IC間)は、山間部を貫く連続トンネルとアップダウン(サグ部)が連続する難所です。ドライバーが無意識のうちに速度を低下させ、それに気づいた後続車が車間距離を詰めてしまうことで、わずかなブレーキの連鎖が「サグ部での追突事故」を引き起こします。さらに、トンネル内という閉塞空間ではドライバーの視覚的バウンダリーが狭まり、危険予知の反応が遅れがちになります。
また、都市部においては「サンクコスト効果(ここまで並んだのだから迂回したくないという執着心理)」が働き、渋滞の先頭で事故処理が行われているにもかかわらず、手前のインターチェンジや交差点で離脱せず列に並び続けてしまうドライバーが目立ちます。結果として、都市高速やバイパスの流出路までが完全に塞がり、緊急車両の到着すら遅延させる悪循環が生み出されています。
【プロの結論】事故情報への向き合い方とドライバーの判断基準
リアルタイム事故情報を安全運行と時間防衛に活かすためには、自身の運転状況に応じた明確な行動指針を持っておくことが求められます。
▼SNS速報・リアルタイム検索を活用すべき人(向いている状況)
・出発前の運行計画段階で、直近1時間の突発事故や通行止めリスクを把握したい場合
・同乗者がおり、走行中に安全にXの画像や目撃証言をスクリーニングできる環境にある場合
・現場の「路面状態(凍結・冠水・落下物)」を公式発表前に定性的に把握したい場合
▼SNS情報だけに頼るのを避けるべき人(慎重になるべき状況)
・単独運転中にスマートフォンの画面を注視しようとするドライバー(極めて危険な違反行為)
・投稿の真偽を検証せず、1件の「解除されたらしい」という書き込みで迂回ルートを決めてしまう人
・広域迂回(高速から一般道への下車)に伴う峠道や狭小路のリスクを把握できていない県外ドライバー