経済的な要因を無視してこの現象は語れない。長引く円安は、韓国の旅行者にとって日本を「最も手軽で魅力的な海外」に変貌させた。ソウルから福岡までは飛行機でわずか1時間強。済州島へ行くよりも、福岡や大阪へ飛ぶ方が航空券も安く、現地での滞在費も抑えられるという逆転現象が起きている。
「ソウルの物価が高騰しすぎた」と、先週東京を訪れたという20代の韓国人会社員は語る。彼らにとって、日本のラーメンや牛カツは「安くて美味しいグルメ」の代表格だ。歴史や政治の葛藤を抱えながらも、財布の紐を握る合理的な消費者の目には、日本という選択肢が圧倒的に魅力的に映るのだ。