大学時代からメディアへの感性を磨き上げてきた彼女は、入社後ほどなくして同局の看板情報番組である「めざましテレビ」や「めざまし8」のメインキャストへと抜擢された。生放送ならではの緊張感が漂う現場で、彼女が見せる安定したアナウンス技術と素朴で温かみのある佇まいは、早朝の茶の間に大きな安心感を与えていた。
単なる原稿読みにとどまらず、現場取材に自ら脚を運び、市井の人々の声に耳を傾ける姿。そこにいたのは、マスメディアの最前線で真摯に言葉と向き合う一人の表現者だった。ハードな連日のスケジュールをこなしながらも、画面越しに見せる笑顔に妥協はなかった。だが、その完璧主義とも言えるプロ意識の裏で、身体と心は静かに悲鳴を上げていたのかもしれない。