彼女の本名は宮野志保。コードネーム「シェリー」として、巨大な犯罪組織である黒の組織に所属していた研究者だ。科学者の両親から才能を受け継いだものの、姉である宮野明美をジンによって殺害されたことを機に組織へ反旗を翻した。自身が開発していた未完成の薬を服用し、命からがら逃げ延びた先で阿笠博士に保護された経緯を持つ。
組織との因縁は単なる追跡と逃亡の域を超えている。両親の研究目的、薬の本当の意図、そして組織の足音を察知する彼女特有の気配など、作品の核心を握る要素の多くが宮野志保という存在に集約されている。追う側と追われる側の危うい均衡が崩れる瞬間、物語は常に大きな転換期を迎える。