黒板一家を取り巻く魅力的な親族や友人たちも、このドラマの深みを支える欠かせないピースだった。都会の洗練された空気を纏いながらも、傷つき富良野へ身を寄せる雪子叔母さんを演じた竹下景子。彼女の存在は、開拓地のような富良野の風景に柔らかな光と哀愁をもたらしていた。
一方で、ワイルドで情に厚く、時には破滅的な生き方を見せた草太兄ちゃん役の岩城滉一。彼のダイナミックな演技と非業の死は、物語に大きな転換点をもたらし、純たち若者に生きることの厳しさを突きつけた。一癖も二癖もある登場人物たちが交錯することで、富良野という街自体が生きているテーマパークのように立ち上がったのだ。