パックから出して保存していて賞味期限が分からなくなってしまった場合や、長期間放置してしまった卵の状態を確かめるには、家庭でできる物理的なチェック法が有効です。
最も手軽で確実なのが、「10%前後の食塩水(または水)に沈める方法」です。深めのボウルやコップに水を張り、卵を静かに入れたときの沈み方で鮮度を判別できます。
- 完全に底へ横たわる:産卵から日が浅く、鮮度抜群の状態
- 底で斜めまたは直立する:やや日数が経過しているが、十分に加熱調理可能な状態
- 水面に浮き上がる:【即破棄】内部で腐敗や乾燥が進み、ガスが発生している危険な状態
卵の殻には「気孔(きこう)」という無数の小さな穴があり、日数が経つにつれて内部の水分が蒸発し、代わりに空気を取り込んで「気室」が拡大します。水にプカプカと浮いてしまう卵は、内部の水分が抜け落ちて気室が異常に膨らんでいるか、腐敗細菌がガスを生成している証拠です。
さらに、殻を割った際に以下のような異変がひとつでも見られた場合は、絶対に口にせず破棄してください。
- 鼻を突くような硫黄臭、酸っぱい悪臭、カビ臭がする
- 黄身が平らに潰れ、持ち上げた瞬間に跡形もなく崩れる
- 白身が水のようにシャバシャバで濁りがある
- 黄身や白身に黒、緑、ピンクなどの変色斑点が見られる