胸ポケットの中でペン先が出たままでお気に入りのシャツを汚してしまったり、ペンを落としてズボンに線を引いてしまったりする事故も後を絶たない。衣服についてしまった筆跡のシミ抜きも、基本的なアプローチは紙の場合と同じだ。ただし、布地の場合は染み込みが早いため、スピード感を持ったライフハック的対応が要求される。
服のシミ抜きで最もやってはいけないのが、水道水でゴシゴシと揉み洗いをすることだ。水をつけると油性インクが疎水性によって弾かれ、逆に周囲の生地へと汚れが拡散してしまう。正解は、汚れの裏側に当て布をし、表から無水エタノールや台所用中性洗剤を馴染ませた綿棒で叩き出す手法だ。裏側の当て布に汚れを移動させるイメージで丁寧に叩けば、お気に入りの洋服も元の状態を取り戻すことができる。