読売テレビ放送が制作し、全国へ生放送されている『情報ライブ ミヤネ屋』。いまや午後の顔として君臨する同番組において、阿部のリポートは欠かすことのできない中核を担っている。
司会を務める宮根誠司との掛け合いは、もはや職人芸の域に達していると言っていい。大阪のスタジオから鋭いツッコミや予測不能な角度の質問を投げかける宮根に対し、阿部は現場の温度感をそのままに、時に熱く、時に冷静に切り返す。台本など存在しない。現場の風向き、容疑者の足取り、近隣住民のわずかな表情の変化を瞬時に察知し、言葉を選び抜く。
二人の間に流れる緊張感と信頼関係は、ワイドショーの枠を超えたドキュメンタリーのような緊迫感を画面にもたらす。生放送ならではのハプニングすらも情報へと昇華させる技術は、長年の現場経験が成せる業だ。