神保町の本店は幕を下ろしましたが、「いもや」の暖簾と精神は各地の直系・暖簾分け店、そして元修業職人たちによって脈々と受け継がれています。現在でもあの香ばしい天ぷらを味わえる代表的な名店をご紹介します。
1. 天ぷらいもや 馬喰町店(東京都中央区日本橋馬喰町)
神保町本店の直系暖簾分けとして最も名高いのが「天ぷらいもや 馬喰町店」です。問屋街の一角に佇む同店は、本店譲りの白木カウンターを配し、昔ながらのスタイルを頑なに守り続けています。ごま油の豊かな香りとサクッとした歯ごたえの天ぷら定食は健在で、昼時には近隣のオフィスワーカーや遠方からの古参ファンで満席が続きます。
営業時間は主に平日昼(11:00〜14:30前後)が中心となっており、タネやご飯がなくなり次第終了となるため、確実に来店したい場合は12時前の訪問が推奨されます。
2. てんぷら いもや(北千住・足立区)など各地の系譜
馬喰町のほかにも、いもやで腕を磨いた職人が各地で独立した店舗(北千住など)や、神保町の食文化をオマージュして立ち上げられた天ぷら店が存在します。また、神保町界隈では元弟子たちが立ち上げた「神保町天ぷら やまみ」や各種とんかつ専門店などが、その調理哲学やボリューム感を今に伝えています。