中津宮が誇るパワースポットとしての真価は、境内奥深くに湧き出る「天真名井(あめのまない)」の水に集約されている。この湧き水は、宗像三女神の一柱・湍津姫神が降臨した際の聖水と伝えられ、古代より枯れることなく滔々と湧き続けている。
冷たく澄み切った水に手を浸すと、指先から全身へ澄み渡るようなエネルギーが駆け巡るのを感じる。参拝者は専用の柄杓で手足を清め、静かに祈りを捧げる。自然の恩恵そのものを神として崇める神道の原点が、この一滴の水に凝縮されているのだ。心の混濁を払い、新たな生命力を得る場所として、全国から参拝者が絶えないのも頷ける。