枕の洗濯で最初に行うべき最重要ステップが、洗濯表示タグの確認です。枕の素材は多岐にわたり、水に強い素材と水濡れ厳禁の素材が存在します。水洗い不可の枕を洗濯機に入れてしまうと、復元不可能なダメージを負うことになります。
水洗いが可能な代表格は、「パイプ」「ストロー状ビーズ」「ポリエステル綿(ウォッシャブル対応)」です。プラスチック製のパイプ素材は通気性が高く水分を吸わないため、家庭の洗濯機でも簡単に洗えて乾燥もスピーディに進みます。ポリエステル綿は「洗濯可能」の表記があれば丸洗いできますが、綿の偏りを防ぐ工夫が求められます。
一方で、原則として水洗い厳禁なのが「低反発・高反発ウレタン」「ラテックス」「そば殻」です。特にウレタンフォームは水を含むと強度が著しく低下し、水分を含んだ重みや洗濯機の遠心力で中身が粉々に崩壊します。そば殻は内部に水分が残ると虫が湧いたり腐食したりするリスクが高いため、水洗いは避けなければなりません。
「羽毛(ダウン・フェザー)」は製品によって対応が分かれます。「ウォッシャブル羽毛枕」と明記されているものは自宅で洗えますが、通常の高級羽毛枕は水洗いによって羽毛の天然油分が奪われ、復元力が落ちるリスクがあります。必ず側生地に縫い付けられた取扱い絵表示をチェックし、水洗いマークに「×」がついている場合は陰干しや専門のクリーニング店へ依頼するのが賢明です。