運命の日は2012年1月10日に訪れた。熱海市内の自宅で倒れているところを夫で放送作家の杉山源二氏によって発見された佳那晃子は、すぐさま緊急搬送された。診断結果は、脳動脈瘤の破裂による「くも膜下出血」。医師からは「救命は極めて困難」と告げられ、仮に一命を取り留めたとしても重い後遺症が残ることは避けられないと宣告されたのだった。
搬送先の病院で幾度となく危機的状況を乗り越えたものの、彼女は深い昏睡状態へと陥った。かつて華やかなスクリーンで脚光を浴びた女優が、人工呼吸器と点滴に繋がれる日々。このあまりにも急転直下の事態に、周囲のショックはあまりにも大きかった。