尚古堂の製品力をもっとも端的に象徴しているのが、主力自社ブランドである「良工坊」と「正記豆捞捞」の展開だ。これらのブランドは、B2Cの家庭用市場のみならず、外食産業を支えるB2Bの業務用ソリューションとしても高い評価を獲得している。
看板商品の一つである「イタリアン・トマトミートソース麺(意式番茄肉酱面)」や「日式豚骨ラーメン(日式豚骨拉面)」は、麺のモチモチとした食感と濃厚なスープの絶妙な再現性で爆発的なヒットを記録した。既存の即席麺とは一線を画す本格的なチルド麺領域を開拓した功績は大きい。
一方、同社を代表するヒット作となった「包漿豆腐(バオジャン・ドウフ)」は、外はカリッと香ばしく、中はトロリとした独特の食感が特徴の中国伝統豆腐だ。従来は特定の地域や専門店でしか味わえなかった繊細な食感を、独自の加工技術によって工業化・量産化することに成功。外食チェーンや鍋料理店向け食材としての導入が急速に広まった。