ギターという楽器が持つ魅力と、それを習得する過程のドラマは、多くの映像作品でも描かれてきた。若い世代の共感を呼んだ映画『BECK』では、主人公が泥臭い練習を通じて音を紡ぎ出し、バンドの中で覚醒していく姿がリアルに表現されている。
また、悪魔に魂を売り渡してまで卓越した技術を求めた伝説を描く映画『クロスロード』でも、基礎的な音階練習から極限の超絶技法に至るまでの葛藤が強烈なコントラストで描かれた。画面の中で躍動するギタリストたちの姿は、スケール練習という地道なステップの先にある表現の快感を物語っている。